地元の人が言うところのパンジムとは、パンジムマーケットがあり、昔から商業的に栄えた繁華街や政府管轄のオフィスなどがある、いわゆる旧市街的な地域の事を表します。それ以外の場所はパンジムのそれぞれのエリアの名前を使って表します。
パンジムの北部に「カンパル・Campal」という地域があります。
ここは、大通りを挟んで一筋中に入った、比較的静かな住宅地のエリアと、反対側のマンドヴィ川の方「カンパル インドア スタジアム」や「カンパル プール」「カンパルグラウンド」「カラ アカデミー」という州立のスポーツ施設や文化施設が並んだエリアで、パンジムの北側からミラマールビーチまでの広範囲を指します。
マンドヴィ川がアラビア海に出会う場所
この「カンパル インドア スタジアム」から「カラ アカデミー」までの約2㎞、マンドヴィ川沿いに「マンドヴィ リバーフロント プロムナード」という夢のプロジェクトが完成しました！と言ってももう完成してから2、3年になるでしょうか。いつ行っても工事中だったのに、ある日行ってみるとマンドヴィ川沿いに綺麗に整備された歩道が遠くまで続いているではないですか！
ここは、眺めが素晴らしく、観光やウォーキングには絶好のロケーションにもかかわらず、木々は伸び放題、ずいぶんと昔に作られたのであろうベンチが半分壊れた状態で放置されている勿体ない場所でした。
なので、この遊歩道はまさに夢の実現！待ってましたよ～といった感じなのです。
マンドヴィ川からアラビア海へと合流する広々とした景観を眺めながら「カンパル インドア スタジアム」に併設された小さなレストランでテイクアウトしたチャイを頂くのが最近のお気に入り、ささやかな気晴らしコースになっています♪
実はこのカンパル エリアも「スマート シティー パンジム」なる美化計画の一環として、大掛かりなリノベーションが施されたのでした。これは2015年6月に立ち上げられたパンジムの都市美化計画プロジェクトの事です。「スマート シティ ミッション（SCM)」や「スマート シティー パンジム」などと呼ばれています。
スマート シティ ミッションの目的は、地域の発展を可能にし、市民にスマートな成果を生み出す手段としてテクノロジーを活用することで、経済成長を促進し、人々の生活の質を向上させることです。
Imagine Panaji/Smart City Development LTD
2023年末に投稿されていた「The Times Of India」の記事によると、ゴアの連合住宅都市省がパナジのスマートシティ工事は2024年6月までに完了する予定であると発表した、とありました。
私たちがパンジムに住みだして以来（約10年前）街の至る所で下水などの工事を含め、工事をしていないエリアはないくらい。道は掘り返され、もともと一通の道では酷い渋滞が絶えずある。そんな状況でした。それは今でも続いています。発表された通り、この6月モンスーン前にどうしても終わって欲しいものです。
とは言え、この10年近くの間に、ご紹介したカンパル エリアを含め、美しく変貌を遂げた場所はいくつもあります。ミラマルビーチからドナパウラまでの海岸沿いの遊歩道や駐車場なども大変身を遂げました。地元に住む人々にとっては、何よりも嬉しい変革だと思います。
インドの詰めが甘い工事や公共物を大切にしないネガティブな傾向も、少しづつ、ポジティブな変革と共に改善していくと信じたいな～。
（詳しくはスマートシティのリンクをご覧くださいImagine Panaji/Smart City Development LTD）
賢くてかわいいわんちゃんでした～💗
