シュリ シャンカール テンプル/Shree Shankar Templeはヒンドゥー教の神、シヴァ神をお祭りしているお寺です。
「シャンカール」とはサンスクリット語で「慈悲深い」「至福の与え手」を意味し、シャンカールは、ヒンドゥー教の神、シヴァ神(シヴァ シャンカラ)の名前でもあります。
娘が通う空手道場は、このお寺に隣接する小さな広場です。ここでは宗教行事やお祭りなどが通常行われていますが、空手など、習い事の場としても使われています。とてもシンプルな空間で、床は石張りで天井はドーム状のトタン屋根、四方は吹き抜けです。モンスーンで大雨が降ると雨漏りでクラスが中止になる事もありますが、子供たちはそんな事は気にもせず、参拝客にじろじろ見られてもお構いなしです。
ゴアのパンジムにあるJKA公益社団法人日本空手協会(Japan Karate Association)は確か全部で6か所、高校やカレッジの体育館などが道場として使われています。
娘の道場のジェイワント先生(ゴアが誇る空手家!)も、インドアの体育館などを希望して探しているらしいのですが、なかなかいい場所が見つからず、お寺横のこの広場を借りて数年になります。
空手に限らず、英語だけを使うクラスが多い中、ローカルな雰囲気が強い地域にあって、この道場では先生も生徒もコンカニ語を使うことが多く、娘はこの道場に行き出してからゴアの言語、コンカニ語が聞き取れるようになりました。子供は言葉の習得が早い!
夕方からは、牛たちの憩いの場にもなっています。ただでさえ車の通りが多いのに、牛たちは悪気なく毎回交通渋滞を引き起こしてくれます。でもこのお寺は牛も祭っていますから、もちろん誰も何も言いません。
空手に来ている子供たちは時々、お寺のお供え物のお菓子などを頂きます。
先日は小さいサイズのバナナ(モンキーバナナ)をもらって来ました(笑)
インド国内でもゴアの空手人口は多く、日本から先生をお呼びしてセミナーを開く事もあります。この1月にも「カンパル インドア スタジアム」で、日本のJKA(公益社団法人日本空手協会)の師範と先生をお呼びして3日間の空手講習がありました。インド全国から集まった受講生は真剣そのもの、いい刺激になっているのが見て取れました!
この7月にも日本から師範をお招きするらしいのですが、場所はまだ未定です。