【インドのアニメーション】クリエイティブな頭脳が創造するアニメーション フィルムが熱い! Part-1

おもしろインド
引用元:Studio Eeksaurus TOKRI/トクリ (バスケット) の舞台裏

映画大国インドの隠れた宝石 ! アニメーションフィルム

日本でも注目を集めるインド映画、今やボリウッドや南インド映画は映画好きでなくても知られるところとなりました。インド映画の年間製作本数は、700本~800本。90年代には何と900本もの映画が作られていたそうです!アメリカは年間製作本数約350本。文字どおり群を抜いての世界第1位のインドは映画製作に余念がありません。

それでは、インドのアニメーション業界はどうでしょうか?

インドのアニメーション業界とは?

インドのアニメーション業界は近年急速に成長しており、国内外で注目を集めています。印刷、ゲーム、エデュテインメント/英: edutainment(娯楽でありながら、娯楽と関係ない分野の教育として機能するようなエンターテインメントの形式のこと)など、さまざまな分野でアニメーションが活用されています。
クリエイティブな才能と技術の向上により、今後も成長が期待されていますが、インド国内での一般的なアニメーションの位置づけとしては、子供向けの番組や映画、教育とエンターテインメントを結びつけた教育コンテンツなどのアニメーションがメジャーです。

インドのメジャーなアニメーション制作プロダクション

引用元:Green Gold Animation / Chhota Bheem-チョーター ビーム

メジャーな制作プロダクション

今や、そのクオリティの高さとコストパフォーマンスで国際的に競争力を持ち、アメリカ、カナダ、日本、ヨーロッパなど、国際的なスタジオとの共同制作や契約制作を行っているインドのアニメーション、その主要な制作プロダクションとは?

  • Green Gold Animation:グリーン ゴールド アニメーションは、インドのオリジナル アニメーション コンテンツ制作のパイオニアであり、20年以上にわたって若い世代を楽しませてきました。グリーン ゴールドが制作した番組は、カートゥーン ネットワーク、ポゴ、ディスカバリー キッズ、ハンガマ、ディズニーなどの主要な子供向け TV チャンネル全体で非常に人気があり、6,000 万人を超える子供たちの熱狂的な視聴者を集めています。Green Gold が作成したキャラクターの人気は長年にわたって高まっており、同社はライセンスとマーチャンダイジング、映画制作と配給、デジタル ビジネス、小売店とイベントの主要企業としての地位を確立することができました。『Chhota Bheem-チョーター ビーム』や『Krishna The Great-クリシュナ ザ グレイト』など、超人気アニメリーズで知られており、国内外で成功しています。
  • DQ Entertainment:DQE(DQエンターテイメント)は、20年以上にわたり、160 以上の番組で世界の大手放送局やプロデューサーの信頼できるアニメーション サービス パートナーとして活躍してきました。クリエイティブな人材とトップクラスの生産設備を備えた DQE は、マーキー サービスの取り組み、共同制作、IP 開発、ライセンス、商品化をワンストップで行うことの出来るスタジオであり、国際的に有名で、ディズニー、ニコロデオン、カートゥーン ネットワークなどの大手クライアントとの提携経験も豊富です。
  • Toonz Animation:トゥーンズ アニメーションは、幅広いアニメーションプロジェクトを手掛け、国際的なアニメーション産業においても重要な役割を果たしています。Toonz Media Group(トゥーンズ メディア グループ)のアニメーション部門であるトゥーンズ アニメーションは、1999 年に設立されました。以来、アジアにおけるアニメーション分野の先駆的な役割を果たす制作プロダクションとして、世界中の子供達や家族向けの高品質で価値のあるコンテンツの制作を専門としています。   
  • Prime Focus:プライム フォーカスは、VFX(Visual Effects/視覚効果)とアニメーション制作の分野で秀でた実績を持つ会社で、インド映画(ボリウッド映画など)にも大いに貢献しています。インドに本拠を置く視覚効果スタジオであり、世界最大規模のスタジオの 1 つです。1997 年に初めて設立されたこのスタジオは、その後バンクーバー、ニューヨーク、ロサンゼルス、英国に施設を置くまでに拡大しました。北米では Frantic Films(フランティック フィルムス) および Post Logic (ポスト ロジック)という名前で活動し、英国では Machine (マシーン)として活動しました。2014 年 6 月 25日、同社は同じエフェクト スタジオであるDouble Negative VFXと合併しています。

自由な発想!アートでクリエイティブな独立プロダクション 

引用元:Vaibhav Studios / Nick-Idli Song

インドのアニメーション業界を刺激する独立プロダクション

  • Vaibhav Studios : ヴァイバブ スタジオは インドのアニメーション業界で伝説とうたわれる、アニメーションディレクターおよびアーティストのVaibhav Kumaresh(ヴァイバブ・クマレシュ)が2003年に設立しました。Vaibhav Studiosは、アニメーションコンテンツの脚本、デザイン、監督、制作を行っており、伝統的な手描き2Dアニメーションの技術を用いて制作される古典的な魅力のアートスタイルも特徴的です。高く評価されたシリーズ『Lamput』はインドで唯一、エミー賞にノミネートされました。人気のあるアニメーション映画やキャラクターを制作しており、現代インドで最も人気のあるアニメーション スタジオの一つです。
  • Paper Boat Studios: ペーパー ボート スタジオはマハーラーシュトラ州ムンバイを拠点とするアニメーションおよびデザイン業務サービスのプロバイダーです。Soumitra Ranade(ソウミトラ・ラナデ)、Aashish Mall(アーシッシュ・マル)、Mayank Patel(マヤンク・パテル) によって2011 年に設立されました。同社は、VFX および CGI サービス、実写映画、ドキュメンタリー、連続アニメーション、オーディオビジュアル、児童書、童謡、ゲームの制作を専門としています。芸術的なものをクリエイトするため理想主義的な心と異端的な心を持つチームとしてスタートしました。インテリジェンスとイノベーションを組み合わせ、シンプルさと洗練さを両立させるという同社の核となるイデオロギーに由来し、とてもクオリティの高い表現を創造し提供してきました。『Bombay Rose』(2019年)は美しいビジュアルとストーリーで数多くの賞に輝きました。
引用元:Paper Boat Studios / Bombay Rose
  • Studio Eeksaurus : スタジオ エクサウルスは2009年にクリエイティブディレクターのスレシュエリヤットがニリマ エリヤットと提携して Studio Eeksaurus を設立しました。Studio Eeksaurusは、アニメーション、VFX(視覚効果)、ストップモーション、CG(コンピューターグラフィックス)など、さまざまなメディアおよびスタイルで、クリエイティブな、広告、ミュージックビデオ、映画、テレビ番組、教育コンテンツなど、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。
  • Ghost Animation Collective : ゴースト アニメーション コレクティブ はインドに拠点を置くアニメーション集団です。コルカタを拠点とし、インド全土のアニメーター、アーティスト、映画制作者が、アニメーション、映像、映画の創作への愛にお互いを引き寄せ作り上げた個性的なアーティストの集団で、権威あるフランスの「Annecy International Animated Film Festival/アヌシー国際アニメーション映画祭」での受賞歴もあり、国内外で注目を集める実力派のクリエイター達です。『Wade』Indian Animated Short Film

インドのアニメーション業界に新しい風を吹き込む制作プロダクション

今回のブログでは、上記した4社の独立プロダクションから、Studio Eeksaurus にスポットライトを当ててご紹介させていただきます。

Studio Eeksaurus とは・・

スタジオ エクサウルス / Studio Eeksaurusは2009年にスレシュ・エリヤット/Suresh Eriyat が ニリマ・エリヤット/Nilima Eriyatと提携して設立されました。
創設者兼クリエイティブディレクターのスレシュ・エリヤットは1997年にアーメダバードの国立デザイン学校を卒業した後、20年近くにわたり、インドのスクリーン上でアニメーションの技術を開拓してきました。スレシュ氏のポートフォリオには 400本以上の映画が含まれており2015 年にインドで初めて映画『Fateline』で栄誉ある Annecy International Animated Film Festival/アヌシー映画祭クリスタル賞を受賞するなど、国内外で100以上の賞を受賞しています。彼の社内プロジェクトである『Tokri』『Fisherwoman and Tuk Tuk 』はどちらも全米映画賞の最優秀非長編アニメーション映画賞を受賞しています。

一方、広告と映画製作の分野で約20年の経験を持つニリマ・エリヤットは、エクサウルスの中核を担い、スタジオの全体的な運営と管理を担当しています。ニリマは、さまざまな新進の映画製作者のアニメーション映画でエグゼクティブ プロデューサーを務め、国際アニメーション コミュニティでの作品の立ち上げを支援してきました。『What Is Your Brown Number?』や『The Art Of Aping』は国際的に数々の賞を受賞し、評価されています。

Studio Eeksaurus の おすすめ ショート フィルム 3選

スタジオ エクサウルスのショートフィルムはそれぞれにクリエイティブで、わくわくするものが多いのですが、中でも私のお気に入りで、何度も見たくなる作品ばかりを3つ選びました。
細かいことは抜きにして、是非ご覧になってください。

Tokri(The Basket) / トークリ(バスケット)

YouTube:Tokri(The Basket)

What Is Your Brown Number?

YouTube:What Is Your Brown Number?

Kandittund (Seen It!)

ナレーションはケララ州のマラヤラム語です。

YouTube: Kandittund (Seen It!)

いかがでしたか??
この他にも、インドのアニメーション ショートフィルムは素晴らしい作品がたくさんあります。
次回はまた違ったクリエイターの作品をご紹介したいと思います!

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