【インドのアニメーション】クリエイティブな頭脳が創造するアニメーション フィルムが熱い! Part-2

おもしろインド

インドのアニメーションは、クリエイティブな才能と技術の向上により、今後も成長が期待されていますが、インド国内での一般的なアニメーションの位置づけとしては、子供向けの番組や映画、教育とエンターテインメントを結びつけた教育コンテンツなどのアニメーションがメジャーです。
前回のブログ【インドのアニメーション】クリエイティブな頭脳が創造するアニメーション フィルムが熱い! Part-1では、インドのアニメーション業界などについてもふれていますので、是非お読みくださいね。

引用元:Labocine/ WATCHMAKER AT TIME’S END


インドではアニメーションは子供向けというイメージがまだまだ一般的ですが、もっとクリエイティブでアートの視点から創作を続けている独立プロダクションや個人のアーティストが少しづつではありますが知られるようになってきています。独自のスタイルで創作されるプロジェクトは斬新でいてメッセージ性に富んでいます。伝統的な手書き2Dアニメーションの技術や3D、VFX(視覚効果)、ストップモーション、CG(コンピューターグラフィックス)などを自由な発想で取り入れることで、枠にとらわれない独自のアートスタイルが表現されています。

インドのアニメーション業界を刺激するクリエイター!

前回のブログでは、独立プロダクションの Studio Eeksaurus  からおすすめ アニメーション フィルムを3選『Tokri』『What Is Your Brown Number?』『Kandittund (Seen It!)』ご紹介しましたが、今回のブログでは、映画大国インドの隠れた宝石 ! おすすめのアニメーション フィルム5選!をご紹介します。個人クリエーターとして活躍するアーティストの創作した作品ばかりで、どれも数多くの賞を受賞した傑作ばかりです!
それぞれにユニークで独特な個性が表現され、インドという国を知る上でも非常に価値の高いアニメーション ショート フィルムだと言えるでしょう。

映画大国インドの隠れた宝石 ! アニメーション フィルム おすすめ5選!

  1. Kite/(凧)  
  2. Ek cup Chaha / (1杯のお茶) 
  3. Watch maker at time’s end/ (時間の終わりの時計職人) 
  4. Death of a father /(父の死) 
  5. Good morning Mumbai!/(おはよう、ムンバイ!)
Kite/(凧) (2019)

作者:Sagar Funde(サガル・ファンデ)
カラフルで活気に満ちたアニメーション スタイル。インドの街並みを舞台に、子供たちの友情を作者自身の思い出と共につづられる心温まるストーリーです。

YouTube : Kite/(凧)

Ek cup Chaha / (1杯のお茶)(2019)

作者:Sumit Yempalle (スミット・イエンパレ)
このショートフィルムは、作者がIITハイデラバードのデザイン学部在学中の課題で、2019年に完成した作品です。パップ(息子)とパッパ(父親)がお茶を飲みながら交わすささやかな対話、それでいてお互いが新しい真実を発見し、それが彼らの人生を変えることになっていきます。。
(言語:マラーティ語)

YouTube : Ek cup Chaha /(1杯のお茶)

Watch maker at time’s end / (時間の終わりの時計職人)(2020)

作者:Shaheen Sheriff (シャヒーン・シェリフ)
ケーララ州の小さな町を舞台にした SF 短編アニメーション フィルム。失敗した結婚生活。時計職人。隕石。このケーララ州の町では時間は不快なほど相対的であり、主人公は時代に追いつくために完璧な時計を作ろうと奮闘しています。.
(言語:マレヤラム語)

YouTube : Watch maker at time’s end /(時間の終わりの時計職人)

Death of a father /(父の死) (2017)

Somnath Pal(ソムナート・パル)
バブの父親が亡くなると、彼は古くからの儀式や社会的手続きの網の中に巻き込まれることになります。父親の喪失に対処する機会を探しているうちに、バブにとって死は単なる日常の一つに過ぎなくなってしまう。。
(言語:ベンガル語)

YouTube : Death of a father /(父の死)

Good morning Mumbai! /(おはよう、ムンバイ!) (2011)

Troy Vasanth and Rajesh Thakare (トロイ・バシャント と ラジェシュ・タカレ)
これはトロイ・バシャント と ラジェシュ・タカレがインド、アーメダバードのナショナル・インスティチュート・オブ・デザイン在学中に卒業制作として作られたフィルムです。
ムンバイのスラム、朝、混とんとした日常、住人との間で引き起る一連の厄介な出来事。。このフィルムは、都市の無秩序な成長によって引き起こされる基本的な問題を描いています。

YouTube : Good morning Mumbai!/(おはよう、ムンバイ!)


(おわりに・・・)
いかがでしたか?
限られた短い時間に詰め込まれたストーリーと創造性がショート フィルムの魅力の一つだと思うのですが、みなさんはどのように感じられましたか?インドだけでなく、世界中で今も多くのアーティストがアニメーション ショート フィルムの創作を続けていています。これからも新しい発見がありそうですね!また素晴らしい作品をご紹介させていただきます!

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