【デング熱対策にパパイヤの葉】を活用した民間療法の効果とは?

おもしろインド
種一つから巨大に成長するパパイヤの木、生命力の強さに驚かされる!

2023年この9月、インド生活18年目にして初めてデング熱にかかりました。

今までがラッキーだったのかもしれないけど……

今回はさすがに流行っているなと思わざる得ないほど、あちこちでデング熱にかかった人の話を聞かされていたので、急に体調が悪くなり高熱がでると、「これはデング熱かもしれない……」というあきらめにも似た思いがこみ上げました。

旦那さんは不在だし、救急車を呼んでまで病院に行くのもかなりしんどい。もしもコロナだったら、という考えから、友人を呼んで病院に連れて行ってもらう、という案も却下。結局Dolo-650/パラセタモール(この錠剤はインドではとても一般的な薬で、発熱、神経痛、生理痛、腰痛、歯痛、喉の痛み、筋肉痛、打撲や捻挫、風邪などの症状を緩和する)を日に2回飲み、とりあえず40度近くある熱を下げました。結局丸2日、発熱、発汗、解熱を繰り返しました。Doloは2日間に4回飲んで3日目に何とか37度5分まで下がったものの、初めからずっと続く酷い頭痛で食欲もなく、何とか熱が下がっているうちにフルーツやお粥、ORS(経口補水塩)でせっせと水分補給。
4日目、熱も微熱まで下がると、右上腕の内側に赤い発心が出たので、自己診断でデング熱と確信 !
でも念のために血液検査を受けました。救急の患者には必ず受けてもらうという、デング熱、マラリア、CBC(Complete Blood Count)の血液検査を受けました。デング熱は陽性でした(泣)

デング熱に特効薬はないということです。でも、出来るだけ自己判断はせず、早急に処置をお受けすることをお勧めします。

もし旅行中に発熱、医療機関へのアクセスが容易でなかったら

「パパイヤの葉」を活用する民間療法はデング熱に効果あり!

インド全土で広範囲にわたって栽培可能、ゴア州のどこにでも生えている、パパイヤの木、生も完熟も美味しい果物として人気のあるパパイヤ。でもこの葉が薬用植物だったなんて!

アクがとっても強いパパイヤの樹液、秘密の力を秘めているんですね!

デング熱と戦うパパイヤの葉 ー1

パパイヤは最も健康的な果物の1つと考えられており、果肉だけでなく葉にも多くの治癒効果が含まれています。体の免疫力を高め、多くの病気の治療に役立つといわれているパパイヤの葉にはフェノール化合物、パパイン、アルカロイドが含まれており、血小板数を増加させることでもよく知られています。これらの栄養素は強力な抗酸化物質として作用し、体の免疫力を高めます。また、パパインと別の化合物の組み合わせは、消化器疾患の治療に役立つ必須タンパク質の効果的な消化に役立ちます。パパイヤの葉に含まれるアセトゲニンは、マラリアやデング熱などの病気の予防に役立ちます。抗マラリア作用も豊富で、デング熱やその他の病気と戦うための最良の家庭薬となっています。

デング熱と戦うパパイヤの葉 ー2

デング熱の標準治療を受けた400人の患者を対象に行われた研究によると(対照群の患者の半数には、錠剤の形で特定の用量のパパイヤ葉エキスが投与されました)対照群の患者はパパイヤ療法中に血小板数が上昇し、デング熱患者の血小板数を増加させました。そして、副作用が少なかったことが判明しました。輸血も必要ありませんでした。

多くの医療専門家は、デング熱の効果的な治療法としてパパイヤの葉ジュースを推奨しています
この致命的な病気はヤブカ属の蚊によって引き起こされます。それらは病気を血液中に伝染させ、高熱、皮膚の発疹、血小板数の減少を引き起こします。パパイヤの葉から抽出されたエキスは、デング熱の症状を軽減するのに役立ちます。

デング熱を治療するためにパパイヤの葉を使う方法

パパイヤの植物から作られたジュースや果肉は、デング熱の症状と闘うだけでなく、治療にも非常に効果的です。パパイヤの葉と果実を使った民間療法で自然にデング熱を軽減させましょう。

  1. 中くらいの大きさのパパイヤの葉をよく洗った後、部分的に乾燥させる。それらを小さく切り、鍋に葉と水2リットルを入れる。水と葉を沸騰させて煮る(蓋をせず、鍋の水分が半分になるまで)それを濾す。この抽出物を器にうつしてから飲む。
  2. パパイヤの葉を数枚取り砕き、抽出液を絞り出す。この苦いジュースを大さじ2杯、1日2回飲む。
  3. もう1つの方法は、熟したパパイヤを毎日食べること。パパイヤジュースに少量のレモン汁を加えて飲むのもおすすめ。このジュースを1日に少なくとも2〜3回飲むと、デング熱をより早く治すことが期待できる。
熟して美味しい果実をどんどん食べましょう

このパパイヤの葉について知ったのは、デング熱も下がってかなり症状がおさまり、体力を取り戻した後でした。それでもパパイヤの果実は毎日食べるようにと聞いていたので、果実は食べるようにしています。それにしても、デング熱にパパイヤの葉、インドだけでなくマレーシアなどでも知られる民間療法だったとは……もう二度とかかりたくないけれど、予備知識として覚えて損はありません。
日本でも乾燥させたパパイヤの葉は販売されています。いざという時の為に常備しておかれてはいかがでしょう。

追記:私がデング熱にかかって一週間もせず、こんどは娘がデング熱にかかりました。発熱2日目の夜に救急病棟へ連れて行き、血液検査でデング熱が陽性。ひどい脱水症状と血小板数の低下で、そのまま入院することになりました(2日後に退院)娘の発熱は2日目少し下がり、デングではないかもしれないと思ったのですが、その夜、症状が悪化、直ぐに救急へ連れて行きました。結果、娘のほうが重い症状だったようです。湿疹も両腕と両太ももに出ていました。そして入院中、血小板数値の低下とウィルス対策として処方された薬がこちら。

パパイヤの葉 抽出エキス(錠剤)
パパイヤの葉 抽出エキス(シロップ)
パパイヤの葉は偉大なのでした
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