【ゴーゴーカレー】の海外進出、ブラジルの次はインド?!

おもしろインド

 

日本が誇るカレーライス

海を渡るカレーライス

ニューヨークに第一号店をオープンしてから、アメリカ国内に次々と店舗をオープンしたゴーゴーカレー!日本のカレーライスがニューヨーカーを虜にして以来、今ではインドネシアに次いでブラジルにも店舗ができたと聞いて、私はつい貴社のウェブサイトでインドへの展開がないかを調べてしまいました!

というのも、今やインドも(大都市を中心に)日本食が定着した感があって、なんと!日本庶民の味カレーライスもインド人にクールジャパンな味として受け入れられているようなのです。
そこで、カレーライス専門店がインドに上陸する日も近いのではないかと、10年前に遡りその可能性を検討してみることにしました。

ではその前に…

カレーライスを国内だけでなく世界に広めるゴーゴーカレーとは

【株式会社ゴーゴーカレーグループ】

2003年に宮森宏和が創業、04年5月新宿に1号店を開き、「金沢カレーブーム」の火付け役となる。05年5月に金沢本店​​、07年5月に海外初進出となる米ニューヨークのタイムズスクエアに出店。2023年1月に本社を東京から金沢に移転、3月に宮森宏和が取締役会長、西畑誠がCEO兼代表取締役社長に就任。事業承継型M&Aに力を入れ、金沢の老舗インドカレー店「ホットハウス」や金沢カレーの元祖「ターバンカレー」の運営を引き継ぐ。ゴーゴーカレーグループは「世界一のカレー専門商社」を目指して、国内外に約100店舗を展開。

「世界に元気を届ける!!」​​をミッションに​​掲げるゴーゴーカレーにとって、スポーツの振興は重要なテーマの一つで、これまでも金沢マラソンのスポンサーシップや、石川県の「スポーツ大使」である東京パラリンピックのボッチャ日本代表で銀メダルを獲得した田中恵子選手と母親でランプオペレーターを務める田中孝子(いずれもゴーゴーカレーグループ所属)の支援など多くの活動を応援しています。

​​★★★ゴーゴーカレーを味わう★★★
私のおすすめ商品


1.商品名:ゴーゴーカレー選べる5食セット

2.商品説明:店舗と同じ製法、職人の手作りで手間暇かけてじっくりと煮込んだルウをそのままレトルト加工。レトルトとは思えない美味しさで、ご家庭でも本格金沢カレーをお楽しみいただけます。

3.この商品のここがGOOD:スパイシーな中にもコクと甘みのある旨みがある。濃厚でごはんと相性抜群。レトルトとは思えない味で美味しい!

インドに逆輸入されたカレーライス

私が以前、インド最大の経済都市ムンバイに住み始めてすぐ、初の日本風居酒屋[幸福]がおしゃれな街バンドラ地区に一号店をオープンしたのはかれこれ10年以上も前のこと。
インド人にとって、5スターホテルの高級日本食レストランでお寿司を食べる…というのは、グルメな若者や富裕層の間で人気はあったけれど、庶民的な日本食なんて誰も想像できない当初、普通にレストランへ行く感覚で日本食レストランへ、という発想はなかなか新鮮だったように思えます。

とは言え、私たち日本人にとってみれば、とてもありがたい一号店。
気楽な雰囲気で日本食にありつくことができてすごく嬉しかったです!
5スターホテルの、きれいなスープ皿で出てくるお味噌汁や変に気取った総菜など一度経験すればそれで十分ですよね。

初めて[幸福]に訪れた時、メニューに載っている、“ジャパニーズ カレー”を見てふと心配…というか疑問に思ったことがありました。それは、これってインド人注文するの?、いやいや絶対ありえないでしょ、たぶん日本人や外国人向けのものよね…と理解することにしました。

なぜなら、インド人は自国のカレーに対する強い執着心というか強い固定観念があって、日本人がお得意とするところのアレンジが好きではない…というか、興味がない、又は全否定?!例えば、このカレーにはこの材料!と決まっていて、バリエーションはあっても2つ(譲って3つ)これも入れてみよっか~などというおかしな考えは即、却下でしょう。おそらく…

そして審判の時!
幸福に通って何度目かのある日、隣に座ったインド人家族が、なんとジャパニーズ カレーをオーダーしたのです(そんなの好きにさせろって?!)私は興味津々で、5人家族が運ばれたジャパニーズカレーを食すのをチラ見していました。
(みんながスプーンやフォークでカレーをつついたりして何が入ってるのかを不思議そうにのぞき込んでいる…)
(食べてみる…)
お父さん:「なんかドロドロしてる。」
おばあちゃん:「スパイスが効いてなくて変!」
お母さん:「ほんとね、すごく味気ないわ、すごく甘いし、お米もべたべたね」
息子(お箸で遊びながら):「ドロドロしてて、ウチのカレーと全然違う!」
娘(お箸で遊びながら):「私好き、全然違うけどおいしいよ。ご飯がくっつく~!」

やはり…。

あれから月日は流れ、インドカレーは定着したのでしょうか?

近頃は流行りのアジアン レストランでもジャパニーズカレーをメニューに見ることがあります。普通のスーパーでも日本のカレーのルーが普通に売られています。今やインド料理とはまったく異なる料理として受け入れられていて、反応もいいようです。インドの大都市では世界的な潮流の和食は大ブームのようですし、日本食ってスシだけじゃない、他にもクールな食べ物があるわよね と実はウケているらしいのです!

王道カツカレーも人気!


インド人も認めた!? ジャパニーズ カレー

「ジャパニーズ・カレーライス」(650ルピー/1100円)は今や[幸福]の看板メニュー!

チキン、ポーク、エビの3種類あって、店員によると「多い日は1日で30皿近く注文が入るほど。店のメニューでも1、2を争うほど人気が高い」ということです。ポークはパン粉をまぶして油で揚げてあり、日本の「カツカレー」に相当します。インド人は「サクサク」「スパイシー」「油っこい」が大好き。三種の神器を兼ね揃えていて人気を得ているのかな。日本人にはなじみのトロリとした食感。米は粘り気のある米を使用しており、ニンジン、ジャガイモ、タマネギが具材として入っています。

インドで生まれ、英国を経由して独自の発展を遂げた日本のカレーライス、インドでもジャパニーズ カレー専門の レストランがオープンする日も近いのではないでしょうか。
インドはビーフカレーやポークカレーなど、宗教上の理由から食べられない人もいますが、いろんな具材をアレンジすることに長けた日本人のアイディアでインド人の口に合うカレーを仕込み、紹介できたら、きっと新たな和食(クール・ジャパン)としてインドに浸透する日が来るかもしれないですね。


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