インドカレー!って言われても、カレーと言えば日本の地で日本人の口に合ったものに作り替えられて、その延長線上で、家庭でも簡単に作れる今のカレーに変わってしまったし…日本のカレールーで作るあの味が一般的な日本のカレーでしょ、インドのものとはちょっと違うみたい。
じゃあ実際インドカレーって何なの?
私が思うに…違いが3点
①インドカレーに小麦粉は入れない。日本のカレーは小麦粉でとろみを出す。
②インドカレーには生トマトが入っている。日本のカレーにはほとんど入れない。
③インドのカレーはスパイスがしっかりと効いているので辛さも強め。日本人はマイルドな味を好む傾向がある。
(全てもちろん例外ありです)
日本でも本格インド料理のレストランで出されるカレーはやっぱり本場の味に近いと思います。
でも、スパイスの味や個性が強すぎたりして好みが分かれてしまうので、日本人の口に合った味に少し作り替えられているはず。でもそれってインドカレーがインドカレーとして日本で生き残っていくために必要不可欠なことですよね。
インドカレー発祥の地
南北東西さまざまな文化と食、言語が混ざり合うインド。
まるで違う国々が集まってインドを形作っているかのような多彩でユニークな場所。
それぞれの地形や環境が生み出した文化、その土着的な要素はしっかり料理にも影響しています。
では、その多種多様なインド料理をざっくりふるいにかけて、しかも日本でも馴染みのあるカレーに焦点をてて紹介をさせていただきます。私だけの個人的な好みもありつつインド人が(これまたざっくり)選ぶお気に入りの味、人気のカレーをセレクトしてみました。
本場インドを旅した時や、本場の味にこだわったレストランへ行かれた時など、是非、試してみてくださいね。
本場でも人気の味!おすすめのインドカレー5選をまとめてみた
ここからはインドで大人気のカレーを紹介していきます。
- バターチキン
- ダール マッカー二
- パーラク パニール
- ローガン ジョシュ
- キーマカレー
バターチキン
バターチキン(チキン マッカーニ)は世界中で愛されるインドを代表する人気メニュー!パンジャブ州の伝統料理として有名です。トマトと玉ねぎをベースにナッツやスパイスで甘みを加え、生クリームとバターで仕上げます。濃厚なとろみやコクのある風味がまったりとおいしい~。バスマティライスやバターナンが相性抜群です。レストランで悩んだらバターチキンをオーダーしましょう、ハズレなし!です笑。
1950年代にオールドデリーにほど近い町のレストランで 「偶然」できたのがこのバターチキン。残り物のタンドリーチキンをトマトソースに入れ、生クリームとバターで味付けたところ、とてつもなく美味しいカレーがで出来てしまい、1974年には”Murgh Makhanii”(バターとトマトソースで料理されたタンドリーチキン)としてレシピも出版されたそうです。
Bombay Chef (Butter Chicken)
【Kanaecocoのお気に入りお料理番組】英語です☺…でも動画だから大丈夫!
分かりやすくて、ご家庭でも美味しく出来ますよ!ぜひぜひお試しください
ダール マッカーニ
レンズ豆を使ったカレーで人気ナンバーワンといえばこの、ダール マッカーニ!インド亜大陸から北インドへ伝わり、首都デリーの人々を虜にした豆カレー。黒いレンズ豆(ウラッド ダール)をメインに赤インゲン豆(ラジマ)やその他の乾燥豆を用いて作られます。レンズ豆は一晩水に浸してもどし、濃厚なトマトベースのソースと一緒に煮込み、ガラムマサラやコリアンダーシード、ターメリックにチリパウダーなどのスパイスを入れて生クリームとバターで濃厚に仕上げます。ナン、ローティやパラタ、バスマティライスやジーラライス(クミンシードを入れて炊いたごはん)と一緒に召し上がれ~。(ナンが強力粉、中力粉を使うのに対してローティ/チャパティは全粒粉を使った定番のパン、毎日作る家庭も多い。パラタはローティと同じ生地にギーを混ぜこみ何度も重ねて伸ばして焼きます。)
★★★日本でも本場インドカレーが味わえる!★★★
私のおすすめ商品
1.商品名:インドカレーお試しセット
2.商品説明:累計4度のグルメ大賞に輝く【神戸アールティ】のベテランインド人コックが作る本格インドカレー。材料にこだわったアールティのインドカレーは濃厚でぜいたくな味わいの北インド仕立て。インドカレーは小麦粉を一切使わず大量の玉ねぎとカシューナッツで旨味とコクを出します。熟練コックの腕で吟味、調合されるスパイスで仕上げる本場インドの味をお家で楽しんでいただけます!
インドカレーお試しセットに含まれるもの、ー2品(各170g)ナン(一枚)ライス(200g)の合計4点セット
3.この商品のここがGOOD:本場インドの味と言っても凄く辛そうーって思いませんか?私も辛すぎるのは苦手です。でもご安心ください、アールティのインドカレーはスパイシーでいてマイルド。なので辛いのは苦手、とおっしゃる方にも美味しく召し上がっていただけます。こだわりのナンはコックさんの手作り。滑らかに仕上げた手ごねの生地を炭火タンドールで焼き上げて、ふっくらモチモチ。ほんのり甘くて癖のない味がどんなカレーにもよく合います!
神戸アールティの超こだわりカレー!ぜひ一度お試しください。
パーラク パニール
ベジタリアン ディッシュとして是非ともお勧めしたいカレーの第一候補は何と言ってもこのパーラク パニール(ほうれん草のカレー)。パニール(インドのカッテージ チーズ)とパーラク(ほうれん草)で作るとっても美味しくてヘルシーな料理です。とろりとした口当たりで食欲をそそり、ついつい食べ過ぎてしまう逸品。
さっと茹でたほうれん草はピューレーにしてトマトヤ玉ねぎと一緒に炒め、グリルしたカッテージチーズを最後に入れて仕上げます。この料理に一般的に使われるスパイスはガラムマサラ、ターメリック、チリパウダーとクミンシード。ナン、ローティ、パラタ、ライスと一緒にいただきます。
Bombay Chef (palak Paneer)
【Kanaecocoのお気に入りお料理番組】英語です☺…でも動画だから大丈夫!
分かりやすくて美味しく出来ますよ!ぜひぜひお試しください。
ローガン ジョシュ
カシミール地方で生まれた香り高い肉料理、ローガン ジョシュは赤身の肉を使いシンプルな材料のみで作る為、肉の質が美味しさを左右すると言われています。伝統的なローガン ジョシュには子羊や、羊、ヤギの肉を使い、インドのレストランや家庭でもヤギ(子ヤギ)肉を使うのが一般的です。そしてカシミーリー チリとして有名なチリパウダー。カシミール地方のアルカネットの花や根から作られ、その鮮やかな赤い色がこの料理の特徴の一つです。このチリパウダーは決して辛すぎず、食欲をそそる赤色を足したいときにインドの家庭でも頻繫に使い、常備しているスパイスではないでしょうか。
ローガン ジョシュはニンニクやショウガ、香りの強いスパイス(チョウジ、ローリエ、カルダモン、シナモンなど)で味付けしたグレービーで煮込んだ赤肉の蒸し料理で、レシピによっては玉ねぎやヨーグルトも加えます。まず蒸し煮にした後パン生地で蓋をしてゆっくり熱するインドの特有の調理法で時間をかけて調理します。
ナンやごはんと一緒にいただきますが、私はこの香り高いカレーはごはんと一緒に食べるのが大好きです。お肉の味が染み出したグレービーがご飯と混ざって美味!
キーマ カレー
キーマカレー!日本でもお馴染み、ひき肉のカレーです。
キーマとはヒンディー語でひき肉を意味します。もとは北インド、パキスタン、バングラデシュで人気のあった料理ですが、実はイランが発祥とも言われていて、ムガル帝国時代のレシピが記録に残されているようです!
ひき肉だけでなく、グリーンピースや、ジャガイモと一緒に調理するのも一般的。ひき肉は、ヤギの肉や牛肉が人気ですが、子ヤギの肉、鶏肉、ターキーなどでも美味しく作れます。
玉ねぎ、ジンジャー、ガーリック、スパイスと炒めたひき肉にピューレーのトマトを加えて調理し、最後にガラムマサラとコリアンダーを入れて香りづけ~。
主なスパイスは、シナモン、ベイリーフ、黒コショウ、クミンシード。
バスマティライス、バターナン、パラタ、ローティ、チャパティなどと一緒に召し上がれ。
ラッシー(ヨーグルトの飲み物)とも相性抜群です💗
まとめ
今回は本格インドカレー、現地でもおすすめ5選のお話をしました。
- バターチキン
- ダール マッカーニ
- パーラク パニール
- ローガン ジョシュ
- キーマカレー
どのカレーにしようか迷ったときは、是非、こちらにご紹介したカレーをお試しください!きっと気に入っていただけると思います。
本場インドでは今回のインドカレー以外にもまだまだ美味しい料理がいっぱい!
また深掘りしてご紹介させていただきますね💛