セモリナ粉はインドでも頻繫に使われる食材で、ラヴァ/Rawa や スージ/Suji と呼ばれています。
そのまま、セモリナ粉をパン粉のようにまぶして揚げる「魚のラヴァ・フライ」など、カリッと香ばしい食感や風味が魅力。レストランでは定番のメニューです。パン粉の代わりに一度お試しください。
さて、今回のブログでは、このセモリナ粉を使った超定番、超簡単なレシピを2つお届けします。
セモリナ粉で作る、インドのおすすめ簡単レシピ
ウプマ:南インドの定番朝ごはん
ウプマ/Upma は もともとは南インドの朝食でした、でも今ではインド各地で食される人気の朝ごはん。もちろん、軽いスナックとして、いつでも食べたくなる美味しい料理です。セモリナ粉だけでなくパール・ミレット(バジャーラ)でも美味しいウプマが作れます。
ウプマはローストしたラヴァ/セモリナ粉と炒めた野菜を水で混ぜて調理するだけ。シンプルなのに栄養価が高くとっても美味しい朝食レシピ。ぜひご自宅で作ってみてね。
【材料】4人分
- セモリナ粉:1カップ
- オイル(ギーでもよい):大さじ2
- マスタードシード:小さじ1
- ピーナッツ(無塩):大さじ 1~2 (刻んだカシューナッツでもよい)
- チャナ ダール:小さじ 1/2(なくてもよい)
- ウラッド ダール:小さじ 1/2(なくてもよい)
- 唐辛子(乾燥):1つ
- カレー リーフ:4~5枚(なくてもよい)
- 玉ねぎ:1/4個
- ショウガ:3センチくらい
- 水:3カップ
- 塩:小さじ 1/2
- 砂糖:小さじ 1/2
- ギー:大さじ1
- レモン汁:小さじ2
- コリアンダー:大さじ2
写真のように型に入れてから盛り付けるとかわいい!子供たちにもウケそう。
グリーンピース、フレンチビーンズ、ニンジン、スウィートコーンなどの野菜を入れて作るとよりヘルシー。軽くしたい時のランチやディナーにもなります。
ターメリックを少し加えると、写真のような感じ。
一緒にトマトを加えるのがインド流。
【作り方】
- セモリナ粉は弱火でローストして、お皿によけておく(少し色がついて香りが出てくるまで)
- 同じフライパンにオイルを入れて温め、マスタードシード、ピーナッツ、チャナ ダール、ウラッド ダール、唐辛子、カレー リーフを入れて音がしてくるまで軽く炒める
- 玉ねぎ(その他の野菜)をいれてよく炒める
- ショウガを入れて軽く炒める
- 水を入れて沸騰させたら、塩、さとう、ギーを入れてよく混ぜる
- ローストしておいたセモリナ粉を入れて、だまにならないようによく混ぜ合わせたら、フタをして弱火で5分間火を通す
- レモン汁とコリアンダーを入れてまぜたらできあがり
シーラ/スージーハルワ:簡単に作れてくせになるインドのおかし
スージーハルワ/Suji Halwa としても知られるシーラ/Sheera は、セモリナ粉、ギー。さとう、カシューナッツ、レーズンで作られたインドの伝統的なお菓子、お祭りごとや特別なお祈りの際にも作られます。このシンプルでおいしいシーラは、ギーとカルダモンの繊細な風味とふわふわで柔らかい食感が魅力です。朝ごはんや午後のおやつとしてもおすすめ。
セモリナ粉も、ラギ粉と同じ要領でローストしてから冷まし、容器に入れて保存しておくと便利です。
毎回ローストする手間が省けるので、もっと時間の短縮になります。
【材料】4人分
- セモリナ粉:1カップ
- ギー:1/2 カップ(お好みで大さじ6杯までへらしてもよい)
- 砂糖:3/4カップ (三温糖やジャグリー粉でもよい)
- カシューナッツ:12個ぐらい
- レーズン:12個ぐらい
- カルダモンパウダー:小さじ1/2
- 水:2カップ半(ミルクと水を半分ずつ、全部ミルクでもよい)ミルクが多いほどリッチな味わいになります。
【作り方】
- 鍋に分量の水を入れて火にかける
- フライパンにギーを入れ熱くなったらカシューナッツを入れて炒め、黄金色になったら皿に取り出す
- 今度はレーズンを入れ、膨らむまで炒めたら皿に出す
- セモリナ粉を入れてだまにならないように混ぜ続けます。3~4分しっかりと炒める
- 1の水を沸騰させてから、絶えずかき混ぜながらフライパンに注いでいく(水がはねることがあるので注意)
- 中火のままよく混ぜる。フタをして弱火にし1~2分火を通す
- さとうとカルダモンパウダーを加える。さとうがとけるのでべたついた感じになるが、1分もすると鍋肌から離れてくるのでそれまで混ぜる。
- 粗熱が取れたら、ヘラで切るように混ぜてふわふわにする。この時点でカシューナッツとレーズンを混ぜ合わせてもよい、盛り付けるときに上から飾ってもよい
セモリナ粉で作るインドの伝統的な朝ごはんとお菓子を紹介しました。
とてもシンプルだからこそ、セモリナ粉やギー、砂糖などは良質のものを使うようにしましょう💛