インドの人気常備食、グリーンチャツネ
インドでグリーンチャツネと言ったら、どの家庭でも作り置きするポピュラーな食べ物です。
バターを塗ったパンにグリーンチャツネを挟んだサンドイッチは子供たちの定番のお弁当。
サモサやイドリー、クリーミーなカレーと一緒に食べても美味しいです。便利な常備食のグリーンチャツネやココナッツチャツネ、マンゴーチャツネなどは、地域によって少し材料が違うので、味も変わってきます。グリーンチャツネはコリアンダーとミントを使いココナッツは入れず、代わりにピーナッツやダールを入れたりもします。スパイシーだったりマイルドだったり。これは各家庭の好みによります。
私もグリーンチャツネはムンバイに住んでいた時からよく作っていました。基本となる素材がコリアンダーとミントなので、ヘルシーで野菜を食べた気にもなる(笑)とにかく作り方は簡単だし常備出来て便利。冷蔵庫で約1週間保存できます。
コリアンダーは整腸作用、デトックス効果が高く、ビタミンCやカルシウム、鉄などの栄養素を豊富に含んでいるので、美肌づくりにもおすすめだそうです♪
ゴアのココナッツ・グリーンチャツネ
同じ西インドでも、ムンバイから約600キロ南下したコースト沿いに位置するゴアのグリーンチャツネは少し違います。
作り方を知って驚いたのは、炒めた玉ねぎと砂糖が入っていること。どおりでゴアのグリーンチャツネには甘みがあるはずです。あと、ココナッツを入れるのもムンバイとの違い、やはり南に下るほどココナッツの登場が増えるのもインドらしいですね。
では早速作ってみましょう~
ココナッツ・グリーンチャツネの作り方
(材料)
コリアンダーの葉 / 1カップ
ミントの葉 / 1/4カップ
細かく刻んだココナッツ / 3/4カップ(ココナッツフレークでもよい)
青唐辛子 / 2~5(お好みで)
ガーリック / 3片
クミンシード / 小さじ1/2
タマリンド / 5cm(きれいに洗って大さじ2の水につけてふやかしておく)
ジャグリー / 小さじ2(砂糖は三温糖などあるものでよい)
塩 / 小さじ1
玉ねぎ / 1個(直径4㎝くらい/インドの玉ねぎは小さいので日本の玉ねぎだと1/4ぐらいで十分)
油 / 小さじ1(お好みの油)
(作り方)
- フライパンに油を入れ刻んだ玉ねぎを入れ、あめ色になるまで炒める
- タマリンドは浸けておいた水の中で実をはがすようにして潰し、漉しておく(ペースト状)
- 1と2と材料を全部グラインダーに入れる
- 最後にコリアンダーとミントを入れグラインドする
- 途中、ヘラで全体を混ぜる
- グラインドしてもペースト状にならない時は小さじ1ずつ水を加える
- 全体がよく混ざりペースト状にする(パンなどに塗るちょうどいい硬さが目安)
(上の写真のように少し水分多めでも時間が経つとココナッツが水分を吸って少し硬くなるので大丈夫、それでも水が多かったらディップにして美味しくいただきましょう)
ココナッツ・グリーンチャツネのサンドイッチ
(材料)
ココナッツ・グリーンチャツネ / お好みで
バター / お好みで
食パン / サンドイッチ用のもの
(作り方)
食パンにバターを塗りチャツネを塗る
バターを塗った方が中になるようにもう一枚のパンでサンドする
ココナッツ・グリーンチャツネ、クリームチーズの2色サンドもおすすめです💛
新鮮なコリアンダーが手に入ったら是非お試しください。
インド料理はミキサーをよく使います。
通常はこの3種類を使い分けますが、一番活躍するのは一番小さいタイプのもの。
カレーのマサラからチャツネまで何でもグラインド出来てとても便利です。